市動物愛護センター「あにまある」が十七日、東光中学校で出前講座を行った。

 同センターは、市内小中学校から希望があれば児童生徒向けに、動物愛護の出前講座を行っている。今回は、同センター職員の大竹克幸さんが、同校の一、二年生に、ペットを飼う際に必要な心構えなどについて話した。

 大竹さんははじめに、同センターが行う業務や、ペットと野生動物の違いなどについて説明。続けて「終生飼養」と「適正飼養」について、「飼おうとしているペットの寿命や成長した時の大きさ、エサの種類や用意すべき環境などについてよく調べましょう」と話した。

 最後に大竹さんは「命を預かる飼い主として、『飼ってから考える』『問題が起きてから考える』のではなく、問題が起きないための事前の備えが最も重要です」と生徒たちに語りかけた。

 一年生を代表して井野ひよりさん(13)が「講演を聞いて、先のことを考えずに、様々な理由からペットを最後まで面倒を見きれず捨てる人がいること、最後まで生きられなかった生き物がたくさんいることがわかりました。今後私は、今飼っているペットを最後まで大切に飼い、責任を持ってお世話していきたいと思います。ありがとうございました」とお礼の言葉を述べた。(東寛樹)