旭川信用金庫(原田直彦理事長)が十五日、プロバレーボールのヴォレアス北海道に九十万円を寄付した。

 同金庫は二〇二一年年度の一年間、「地元の元気! 応援定期Ⅱ」と名付けて、募集残高の定額をヴォレアス北海道と「あさひやま“もっと夢基金”」に寄付するという定期預金を取り扱った。二〇二二年三月末の募集残高が約四百四十九億となり、〇・〇〇二%の九十万円がヴォレアスに贈られた。

 贈呈式には、ヴォレアス北海道から池田憲士郎社長、降旗雄平GMをはじめとするチームスタッフ、エドクライン監督率いる選手、計十七人が出席。池田社長は「あと一歩のところでV1昇格はなりませんでしたが、多くの人に会場まで足を運んでいただき、テレビの生中継を見ていただいたことに感謝します。次のシーズンに向け決して諦めることなくV1で優勝するという目標を達成するために頑張ります」と挨拶。その後、降旗GMからメンバーの紹介とシーズンの詳細な報告が行われた。

 原田理事長からは「入れ替え戦はテレビでの生中継もあり、今まで試合を見たことのない人たちの目にも触れたと思います。また、バレーだけでなく、地域活性化への取り組みにも尽力する姿勢は本庫の思いと共通する部分だと思います。これからも共に地域を元気にしていけたらうれしいです」と話し、池田社長に目録を手渡した。
(工藤森)