旭川青年会議所(JC・山田隼人理事長)のメンバーが十九日、市教育委員会(黒蕨真一教育長)を訪れ、市内中学生に向けて制作した進路選択の重要性を分かり易く説明する動画を寄贈した。

 JCは、青少年育成に関わる例会や事業を継続して行っており、教育委員会との関係が深い。コロナ禍で進路教育が減少する状況下、進路を選択をする最初の機会に直面する中学二年生に向けた動画を制作した。中学校では副教材として道徳の時間などに活用する予定だ。

 動画は、JCのメンバーやOB、元プロ野球選手、現役高校生にインタビューをするなどして進路選択の重要性を呼び掛ける内容。授業時間に収まる約三十二分に編集されている。

 寄贈式にはJCメンバー三十七人(内二十二人はWEB参加)、教育委員会から五人が参加。黒蕨教育長は「日頃より青少年に目を向けていただき心強く思っています。今回の動画は、貴重な教材として大切に使用させていただきたい」と感謝を伝えた。

 式の最後には動画制作を企画したJC未来の力支援委員会の馬場智章委員長が「自粛生活を強いられている中、この動画が、主体性をもって進路選択をするきっかけになってくれれば嬉しいです。今後も調査研究を重ね、地域の青少年育成に少しでも協力していきたいです」と締めくくった。(工藤森)