道上川総合振興局が大雪山旭岳の裾合平(すそあいだいら)に設置されている木道を補修する費用として、クラウドファンディングによる寄付を募っている。

 裾合平は広大な高山植物の花畑が広がる大雪山国立公園屈指の景勝地。初心者でも容易に登れることから、毎年多くの登山客が訪れる。しかし近年、気象変動や管理体制が十分でないことなどから、登山道が荒廃し、それとともに高山植物の減少が進んでいる。

 登山道には高山植物を守るため、約六百㍍にわたり木道が設置されている。寄付金はこの木道の腐食のひどい箇所を補修する資材の購入費などに活用する。

 募集期間は六月三十日(木)まで。目標金額は二百万円。寄付に対する返礼品はない。

 寄付の申し込みは、個人は上のQRコード、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」内のクラウドファンディングから申し込みを。寄付金額は一件二千円以上。企業・団体は同局環境生活課のホームページから申込書をダウンロードして、郵送または電子メールで申し込みを。

 問い合わせは、同局環境生活課山岳環境係(TEL46―5922、TEL46―5206、メール kamikawa.kankyo1@pref.hokkaido.lg.jp )へ。
(佐久間和久)