坂田植木(坂田憲昭社長、東旭川町上兵村)のガーデンセンター「花遊苑」のバラが見ごろを迎えている。

 店内の壁面やパーゴラ(つる棚)では、薄いピンクの「ピエール・ド・ロンサール」や、濃いピンクの「アンジェラ」など、色とりどりのバラが満開となり、来店客を楽しませている。

 同社は十二年ほど前から、店内の装飾としてバラを植え始めた。これほどのボリュームのバラが満開になるのは、道内では珍しいという。

 坂田社長(77)は「今が一番花が多くついているので、とてもいい時期です。市内に住んでいても見たことのない人が多く、お店に来ると喜んでくれます。もっとたくさんの人に見てもらえたらいいですね」と話す。

 見ごろは五月末ごろまでだが、六月中~下旬ごろに二回目の花を咲かせる予定だ。

 友人と来ていた新十津川町の禎島梓さん(45)は「この時期のバラを見るために、毎年来ています。その年ごとにバラの咲き方が違って表情が変わるので、何回見ても楽しめます。来年もまた来ますよ」と笑顔だった。

 営業時間は午前八時~午後四時半。問い合わせは同店(TEL35―3536)へ。(東寛樹)