中央中学校(市内十ノ十一)の一年生が二十一日、市内の野外彫刻の清掃を行った。

 統合前の常盤中時代から続く伝統的な取り組みで、今回で三十九回目。自分たちが住むまちについて様々な角度から学ぶほか、ボランティア精神や身近な芸術作品への愛着心などを培うのが目的だ。

 一年生百二人が二十四のグループに分かれて、周辺のゴミを拾った後、主に買物公園や常磐公園にあるブロンズ像など二十六体を清掃した。

 八条買物公園にある「手」の清掃を担当した稲垣歌乃さん(12)は、「噴水の水がたまっている底の部分が最初はヌルヌルしていたけれど、清掃をするうちにキレイになっていくのが実感できた。天気も良く、楽しく作業ができました」と笑顔で話した。

 また、生徒たちは今回の彫刻清掃に加え、前週には買物公園などでのウォークラリーも行った。これらの活動で学んだ内容をもとに、今年、五十周年を迎えた買物公園や市制施行百年を迎える旭川市の魅力を壁新聞などの展示物にまとめ、九月の学校祭で発表する予定だという。(東寛樹)