谷口雅彦写真展「夏晴雨~なつせいう~」が日本茶カフェWHIZ〈ウィズ、五ノ八、旭川はれて内)で九月三十日(金)まで開催されています。

 谷口さんは、一九六七年旭川市生まれ。三歳で初めて写真を撮り、九歳で自分のカメラを購入。十八歳で上京。一九八九年日本ジャーナリスト専門学校在学中に昭和天皇の礼で撮影した写真で、毎日新聞ニュース写真で特選受賞。九二年から現在に至るまでフリーランスの写真家として活動。「谷口雅彦写真集 日々の旅一九九三―二〇〇二」(ワイズ出版)、「沈黙と饒舌と 原発のある町」(白夜書房)、「東日本大震災十年の足跡 津波を乗り越えた町々」(双葉社)などの写真集があります。神奈川県藤沢市に在住していますが、二〇二二年から旭川市と二拠点生活。

 この写真展は、谷口さんが二〇〇〇年(平成十二年)に帰郷した時に撮ったモノクロ写真群です。この中には、旭川市で開催された北海道二十一世紀事業「第八回地域伝統芸能全国フェスティバル北海道『日本のまつり・ふるさと旭川二〇〇〇』」や上川神社祭、花火大会などの写真も含まれています。これら写真は二〇〇〇年十二月から翌年一月にかけ、国劇ビル(三ノ七)内の国劇ギャラリーで展示され好評を博しました。

 谷口さんは「旭川の水で現像し、旭川の暗室でプリントした写真です。二十二年経ったいま、市政百年を記念して展示します。デジタルでない、フィルム時代のヴィンテージプリントを鑑賞してください」と語っています。

 日本茶カフェWHIZの営業時間は午前十一時~午後五時。午後六時~同十時。水曜日定休。問い合わせは同店(TEL070―2353―4188)へ。