建物をテーマにした作品を集めた「建物アート展」が、フィール旭川(一条買物公園)五階ギャラリージュンクで開かれている。旭川の歴史的建物の保存を考える会(軽部望会長)の主催。

 建物の美しさを絵画や版画、立体模型、ペーパークラフトなど、様々な手法で表現する同会独自の企画展。六回目となる今回は、十~八十歳代四十人の作品、六十六点が展示されている。

 例年よりも立体作品の割合が多く、四回目から展示され好評の、建具職人・横山達雄さん(故人)が制作した「道立上川農業試験場」の模型のほか、歯ブラシや文房具で作られたユニークな作品も並ぶ。

 軽部会長は「年々出展者の数が増え、若い人の割合も高くなっています。この展示会をきっかけに昨年、数人の方に入会いただきました。今後も、当会の活動を支えていただける方が、少しずつ増えていくと嬉しいですね」と話す。

 九月四日(日)まで。入場無料。開場時間は午前十時~午後七時半(最終日は四時まで)。

 問い合わせは、同会事務局(TEL65―1408)へ。(東寛樹)