市内在住のイラストレーター・三井ヤスシさんの個展「20年の歩み展」が、ピカソ画廊(市内三ノ一、額縁のピカソ二階)で開かれている。

 三井さんは一九七六年、山梨県生まれ。二〇一一年、妻の故郷・旭川に家族で移住。北海道、山梨、東京を中心に、アートやイラストレーションのほか、出版、絵画教室など、多彩な活動を行っている。

 会場には、二十年以上前に描いた初期の作品から直近の作品まで約六十点が並び、三井さんの二十年間の歩みを見ることができる。一番古いものは、一九九九年に描いたという「hope」。三井さんはこの作品で、イラストレーション専門誌のコンペの特別賞を受賞して、「この受賞が自信になって、東京に出ていくことにもつながりました」と、当時を振り返る。

 三井さんは「絵を描き続けることで、自分の人生が形づくられてきたと感じています。旭川では初めて展示する作品もあるので、私の二十年間の歩みを見て楽しんでもらえたら」と話す。

 三十日(日)まで。開場時間は、午前十時~午後六時(最終日は三時まで)。会期中無休。三井さんの在廊時間は、毎日、午前十時~午後二時を予定。
 問い合わせは三井さん(hope@mitsui-creative.com)へ。(東寛樹)