旭川デザインセンター(永山二ノ十)で、二〇二二年秋冬シーズン企画「Tiny & Cozy―小さくて心地よい私だけの居場所」をテーマにした展示が始まっている。

 展示会場は、カーテンで仕切って小さな空間を表現したゾーンや、壁と床の色を変えることで空間を視覚的に表したゾーンなど、四つのゾーンで構成。一人掛けのイージーチェアやソファを中心に、サイドテーブルや照明、植物などを組み合わせ、カジュアルからラグジュアリーまで多様なスタイルを提案している。

 旭川家具工業協同組合専務理事の杉本啓維さんは、「世の中が落ち着いていない状況だからこそ、家の中で心を落ち着かせられる空間を作りたいと考え企画しました。北欧の住まいによく見られる『コージーコーナー』のような、心地の良いちょっとした空間というのは、自宅の中にあるようで意外とありません。様々なメーカーの一人掛けのイスが並んでいるので、座り心地を実際に確かめながら、その人にとって居心地の良いスペースを見つけていただけたら」と話す。

 展示は二〇二三年三月十二日(日)まで。問い合わせは同センター(TEL48―4135)へ。(東寛樹)