社会医療法人元生会・森山病院(宮前二ノ一)で十二月いっぱい「幌加内町フェア」が行われている。健康レストラン「ルパサニタス」で、幌加内産のソバを使った「鴨南蛮そば」の提供とレストラン入口の特設ブースで同町産のコメやソバ麺など、加工品の展示を行っている。

 同病院は周辺の町と町民の健康を守ることなどを目的に、これまで幌加内町など三町と医療にかかわる協定を結んでいる。十二月六日(火)には東神楽町と、和寒、剣淵の二町に次いで三番目となる包括連携協定を結ぶことになっている。

 同病院では「医療面だけではなく、何かその町のPRにつながるような企画を」と特産品を使ったレストラン・メニューの提供と特設ブースでの農産品や農産加工品の展示をスタートさせた。

 これまで、病院の管理栄養士が監修し「想いやりランチ」とネーミングした、剣淵町産のキヌアを使った「秋野菜のキーマカレー」や東神楽町産のコメとカボチャを使った「豆乳グラタン」、幌加内町産のソバの実を使った「ソバの実入りそぼろ丼」のランチメニュー(いずれも十五食限定)を提供してきた。

 ランチの栄養量も、ひと目で分かるように、例えば秋野菜のキーマカレーのメニューには「一食(米飯一五〇㌘含む)の栄養量」が「エネルギー五八二㌔㌍、炭水化物九一・三㌘、食物繊維一〇・八㌘、タンパク質二一・二㌘、脂肪一九・三㌘、塩分二・四㌘」と表示されている。

 十二月の毎週火曜日にメニューに載る「鴨南蛮そば」は、同町の製粉会社が新ソバの実で作った乾麺を使用。いなり寿司(二個)が付いて七百五十円(十五食限定)。この乾麺は病院内の売店でも販売している。

 これからも、和寒町や比布町など、近郊町の特産品を使った「想いやりランチ」を提供する予定だ。(佐久間和久)