冬季間、春光台・鷹の巣福祉村の地区をクリスマスツリーの形をした明かりで彩る「あかりロード」の点灯式が九日、春光台歯科前(春光台三ノ六)で行われた。雪の降る中、式には市民委員会や町内会の役員、同地区にある福祉施設関係者ら約二十人が集まった。

 あかりロードは一九九七年、同地区市民委員会が、寒い冬の間、暖かな気持ちで過ごせるように、という思いを込めて始めた。二〇〇二年に地区内の福祉施設などが中心となり「あかりロード友の会」が発足。運営資金を出し合いながら、絶えることなく続けてきている。今年で二十六回目を迎えた。

 旭川実業高校前を通る市道の末広高台通線や療育園(春光台四ノ十)前から春光高台線沿いのセブンイレブン(同二ノ六)付近まで、青・赤・白色でクリスマスツリー状に形どったネオンが置かれている。

 友の会の松尾彰久会長は「最初、ネオンは四十六基から始まり、今では九十基までに増えました。地域の皆さんの評判も良く、これからも続けていきたいですね」と笑顔で語った。

 明かりは三月末までの百十二日間、毎日点灯される。ネオンにはセンサーが付いており、自動的に点いたり、消えたりする。四月初旬に撤去され、来年また、雪の降る前に設置される。(佐久間和久)