スパ&サウナオスパー(宮下通十六)がリニューアルオープンに向けた内覧会を二十日に行い、申し込みがあった約九十人が参加した。

 同施設は、今年で創業三十五周年を迎えるにあたり、浴室のリニューアルを実施。昨年十月から休館し工事に入っていた。床のタイルや浴槽を一新する他、新たにセルフロウリュの増設や、替わり湯、炭酸泉も導入するなど大規模なリニューアルとなる。

 内覧会では、浴室の壁に新たな「絵」を描くため、東京から銭湯絵師の田中みずきさんを招へい。壁に設置された、縦一・八×幅三・六㍍のアルミ複合版をキャンパスに、大雪山連邦の絵を描く姿が公開され、内覧会参加者からの熱視線を受けながら完成の瞬間を迎えた。

 今回のリニューアルで田中さんが描いたのは「旭岳」(女湯)と「大雪山連邦」(男湯)の二作。いずれも残雪が残る春先の風景画だ。一枚約八時間程度、二日に分けて描き上げた。オープン後は約一年周期で女湯と男湯の絵の配置を変える予定だという

 スパ&サウナオスパーのリニューアルオープンは二十八日(土)。問い合わせはオスパー(TEL25―3200)まで。(工藤森)