男山(永山二ノ七)は二十五日、昨年から始まったシリーズ企画「やってみるべ部」の第四弾として、「扁平精米八〇%の純米酒」の販売をスタートした。

 同シリーズは既成概念にとらわれることなく、新たなチャレンジをしていく企画。昨年は、扁平精米(へんぺいせいまい・雑味となるタンパク質を効率よく除去する)という精米技術を利用した「精米歩合八〇%の普通酒」、「精米歩合六〇%純米吟醸酒」の他、クラフトビールを商品化した。

 今回挑戦したのは、扁平精米の技術を用いた純米酒。雑味の少ないすっきりとした、やや辛口の酒に仕上がった。

 同蔵の山崎五良取締役は「昨年からスタートした『やってみるべ部』の四番目の商品になります。コロナでまだまだ閉塞感が漂っていますが、男山は前向きに挑戦し続けます」と力強く話していた。

 同商品は七百二十㍉㍑入り千四十五円(税込)。数量限定。同蔵直売店の他、市内の酒販店で販売している。(工藤森)