第二十三回大雪山フォーラムが二十六日(日)午後一時十五分から、大雪クリスタルホール国際会議場大会議室で開かれます。大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)の創立五十周年を記念するフォーラムです。

 記念講演は、東京学芸大学名誉教授の小泉武栄さん。自然地理学、地生態学が専門の小泉さんが「山の自然を読み解く視点―地生態学的なものの見方について」と題して話します。一九四八年、長野県飯山市生まれ。国内のほか、世界各地の高山や寒冷地域で植生を中心に自然の調査を行ってきました。山の自然を地形や地質、植生などに分けず、全体をそのまま把握する「山の自然学」を提唱しています。

 近著に『日本の山ができるまで』(エイアンドエフ刊)『日本の風景ワンダーランド』(ベレ出版)がある。理学博士。

 フォーラムには合唱団「ペニ・ウン・クル」が特別出演、創作曲『石狩川憲章』ほかを歌う。また、寺島一男代表が「半世紀を歩む『大雪山と石狩川と』」と題して特別報告を行います。

 参加費無料。資料希望者は五百円。申し込み不要。直接会場へ。午後四時四十五分に終了の予定です。

 問い合わせは、寺島さん(TEL65―1940)へ。