美瑛町白金温泉のホテルパークヒルズがレストランを全面リニューアルし、一日から営業をスタートした。店名も「マルシェダイニング」と一新し、ダイニングと食材購入のフロント機能を兼ね備えた新スタイルのレストランのオープンだ。

 源泉かけ流し温泉を売りにする同ホテルは、従来から地元産の食材を使ったバイキング料理で、国内はもとより海外からの観光客にアピールして来た。リニューアルに合わせて、これまでも好評だったバイキングメニューに加えて、各季節の旬の野菜を中心にした特別メニューが登場する。

 二月は美瑛産のジャガイモにスポットを当て、数々のオリジナル料理が並ぶ。新メニュー「四色のハッセルバックポテト」は、美瑛で作られているシャドークイーン、インカのめざめ、ノーザンルビー、男爵の四種類のジャガイモを使ったスウェーデンの家庭料理。色や食感の違いが楽しい。その他、グラタンやガレット、美瑛牛乳と合わせて作ったジャガイモプリンなども。

 改装前の百八十席を百二十五席にして空間をたっぷり取り、すっきり余裕のある店舗に生まれ変わった。また、出入口近くには、個室を新設。八席のテーブル席が二室あり、バイキング料理のほか予約でコース料理も提供する。家族やグループにお勧めだ。

 齊藤信道・総支配人は「これまでにましてゆったりと食事を楽しんでいただけるようになりました。源泉かけ流しの温泉で身も心も温まる“極上の癒し”を体験してください」と呼び掛けている。(工藤稔)