東神楽町(山本進町長)は、二〇一三年に行った事業「ひがしかぐら未来ポスト」で集められた手紙を、今月下旬に指定された宛先に配達すると発表した。

 「ひがしかぐら未来ポスト」は、町の百二十年を記念して、同町在住者や在勤者、出身者を対象に行った事業で、投函した手紙が十年後に届くというもの。二〇一三年末から翌年初めにかけて町内四カ所に専用のポストを設置し、計二百四十五通の手紙が集まった。十年間役場で大切に保管されていた手紙は、郵便局を通じ、実際に郵便物として宛先に届くことになっている。

 今後は、町のホームページに専用ページを立ち上げ、手紙が届いた人、届けた人の感想を投稿できる専用フォームを設ける予定。集まった感想は、ホームページやSNS、広報紙などで紹介していくという。宛先の住所や名前の変更があった場合でも、専用の申請受付フォームをホームページ上に設けることで、できるだけ手紙が届くよう努めるとしている。

 事業に関する問い合わせは、同町まちづくり推進課(TEL 83―2113)へ。(岡本成史)