明るい社会づくり運動旭川地区推進協議会(仁木英雄会長)が十二日、「子ども食堂」の活動を支える人たちで組織する「おとな食堂」(岡本千晴代表)にコンサートでの募金で集まった八万四千円を寄付した。

 同協議会は、旭川交響吹奏楽団が演奏するフミリーコンサートを毎年、入場無料で開催している。六日二十五日に開催された九回目のコンサートには、子どもからお年寄りまで四百人近い来場者があった。

 コンサート後に、募金活動を行っており、おとな食堂への寄付は、昨年に続いて二回目。同協議会副会長の日隈利穂さんから岡本代表に手渡された。

 日隈さんは「食材費などの高騰で、子ども食堂の運営も大変ご苦労されていると聞いています。子どもたちの居場所づくりに役立てて頂ければと、皆さんの思いがこもった募金を寄付させていただきます」と語った。

 岡本代表は「大切に使わせていただきます。本当に、ありがとうございます」と謝意を述べた。

 おとな食堂は、子どもの居場所支援の活動にも取り組んでおり、九月三日、市民活動交流センター・ココデ(宮前一ノ三)で「こども居場所フェスタ」を開催する予定だ。(佐久間和久)