旭川ユネスコ協会(林朋子会長)のメンバーらが七月三十一日、一条買物公園で、後進国に寺子屋を建てるための募金を呼び掛ける活動を行った。

 世界には、貧困のために学校にいけない子どもが約一億二千百万人、大人になっても読み書きできない人が約七億七千三百万人いる。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、カンボジアやアフガニスタン、ネパール、ミャンマーに寺子屋を建てて、識字教育をすすめている。

 その活動を支援する活動には、らんけい保育園放課後児童クラブの小学生十人とユネスコ協会のメンバー十九人が参加。道行く市民に「世界中の子どもが、学校に行けるようにしてあげてくださーい」「文字が読めるようにしてあげてくださーい」と呼び掛けた。

 午前九時半から、午後一時半までの募金活動で三万六百十円の募金が寄せられ、ユネスコを通じてカンボジアの寺子屋建設と教材費などの運営資金として使われる。(工藤稔)