愛育センター(春光二ノ七)に通所している身体や知的に障がいをもつ未就学児が九日、市障害者福祉センターおぴった(宮下一ノ三)体育館で行われた親子運動会を楽しんだ。これまでコロナ禍で、時間を短縮して行われていたが、今回は四年ぶりに時間・種目数をもとに戻しての実施となった。

 参加者は児童や保護者、家族、職員ら約百五十人。競技は年齢別に一部と二部に分かれ、それぞれ「トトロの散歩道」など、四種目を行った。児童たちは思いっきり身体を動かし、二時間半にわたって親子での競技を楽しんだ。

 保育士の松田朋恵さんは「保護者だけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんも参加できて、笑顔がいっぱいでよかったです」と話した。

 同センターは一九八一年に開設。障がいにより部門を設けていたが、二〇二〇年四月からは障がいの壁をなくした支援体制を目指し、福祉型児童発達支援センターとなっている。(佐久間和久)