旭川農業高校(永山町十四)が昨年に続き今年も、髙砂酒造(市内宮下通 十七)や地域の企業・団体などと協力して、日本酒醸造プロジェクトを進めている。

 九月二十一日、同校の水田で稲刈り。同校農業科学科水稲班の生徒十四人とプロジェクト参加企業の七人に加え、同校肉加工班の八人が応援に駆け付けて行われた。

 収穫したのは北海道産酒米「きたしずく」約五十俵分(七百五十㍉㍑瓶約七千本分)。昨年の約二倍の面積にびっしりと実った黄金色の稲を、手作業とコンバインで収穫した。

 作業を行った水稲班のリーダー、殿山航右くん(三年)は「少し倒れていた稲もありましたが、無事に収穫することができました。昨年もやった作業で分かっているつもりでしたが、忘れていることもあり、難しさを痛感しました。一年目や二年目よりも美味しいお酒ができるよう最後まで頑張ります」と話した。

 同プロジェクトは今後、十二月下旬に酒造り実習、来年二月上旬にラベル貼り作業を行い、二月下旬に発表会を開く予定だ。(工藤森)