旭川理容美容専門学校(四ノ二)の学生たちによる「理容・美容フェスティバル」が十二日、市民文化会館で行われ、学生百五人がステージで日々の成果を披露した。

 フェスは二〇〇八年、理容美容技術を学ぶ学生たちの発表の場、道北地域最大のファッションショーとしてスタートし、今年で十五回目。同校に通う学生の家族や友人ら六百七十人が来場した。

 第一部では一年生が五チームに、第二部では二年生が四チームに分かれて行うヘアメイクショー。学生たちが各チームごとにテーマを設け、それぞれが全力で作り上げたステージを披露した。学生生活の集大成としてステージを彩った二年生のショーでは、二班の「つなぐ」が最優秀チーム賞を獲得した。

 第三部の「ティーンズファッションコレクション」には、市内外の中高生五人がエントリー。それぞれテーマを設けたファッションを披露した。投票は観客と特別審査員によって行われ、グランプリに竹間空さん(旭明成高三年)、準グランプリに細川蘭さん(神居東中一年)が選ばれた。

 フィナーレは、学生代表の須藤梨絵さん(二年)があいさつ。「各グループの熱量が高く、時には衝突もありましたが、その度に話し合い、悩み、このステージ立っています。仲間を信じ、最高のステージを披露できた私たちには固い絆が生まれ、大きな成長を感じています。これからはこの絆で理容師、美容師の国家試験合格に向けて歩き続けていきます。客席から温かい拍手を送り続けて下さった会場の皆様の声援がパワーとなり、忘れられない最高のステージになりました。これからも新しい感性、変わらない理念を持ち、高い向上心でお客様に感動と喜びを届ける理容師、美容師を目指していきます」と締めくくった。(工藤森)