道内の高校生が参加する、建設の知識を競うクイズ大会「コンストラクション甲子園」の上川留萌地区予選が十四日、旭川建設業会館(市内五ノ五)で行われた。道内の建設業協会二世会などの主催。

 若い人たちに建設業への関心を持ってもらおうと昨年、初開催。二回目の今年は、予選地区を昨年の三地区から七地区へと大幅に拡大して行われた。

 上川留萌地区予選には、七地区で最多の二十四チーム四十八人が出場。二人一組で建設業や環境、防災などに関する問題にチャレンジした。

 開会に先立ち、旭川建設業協会二世会の新谷逸生会長があいさつ。その後、三十問の筆記試験と、A・B・C三ブロックに分かれて二択四択クイズを行い、総合点で各ブロックから二チームずつ選抜された計六チームと敗者復活の二チームが、筆記によるパネルクイズでの最終決戦に臨んだ。ステージ上での二択四択クイズとパネルクイズでは、白熱する戦いに高校生たちは歓声を上げ、大いに盛り上がった。

 優勝は旭川龍谷高校の「龍谷クイ研B」。チームメイトが体調不良で一人での出場だったものの、他チームを圧倒する高得点をたたき出し、決勝出場を決めた。同チームの本村啓州さん(17)は、「部は去年創設されたばかりで、こういう結果になってうれしい。今日来られなかった相棒にも拍手を」と述べた。

 決勝大会は十二月九日(土)に札幌で行われ、優勝チームには沖縄旅行が贈られる。(岡本成史)