「買物公園の二〇三〇年を考えるデザインスタジオ」の第一回の集まりが二十一日、まちなかぶんか小屋(七ノ七)で開かれた。ランドスケープアーキテクトの四戸秀和さんと岩崎広志さん二人の主催。

 買物公園と周辺街区の将来像について、集まった人たちと意見を交換しながら、アイデアを出し合う企画。同公園で営業する人やまちづくりに関心のある人、市議ら二十三人が参加した。

 四戸さんが、この集まりの趣旨を説明。「できれば、私が現在、参加している市主催の『買物公園のあり方検討会議』に、ここで出た意見を反映していきたい」と語った。

 その後、若干の意見交換をした後、それぞれがふせんに“思い”を書き入れ、買物公園の地図上に貼り付けていった。

 「人々が集まり、交流できる広場や子どもの遊び場がある」「屋台や露店など色々なイベントが恒常的に開かれている」「緑地帯・植樹帯がある」などの意見が出た。特に「規制が多く、イベントを開く時の手続が難しい。窓口を一本化してワンストップで開くことができるようにすべき。規制を見直すべき」との要望が多数あった。

 また一方「今後、人口が減り、高齢化率が高くなる。足し算の思考ではなく、引き案も必要」との意見もあった。

 この集まりは十二月までに、あと二回開催される予定だ。(佐久間和久)