フォト集団「北限」(三浦弘人会長)の有志展「Zeroの境界線―原点を探しに」が、きょう二十一日(火)から、ギャラリージュンク(一ノ八、フィール旭川五階)で開かれます。

 北限は一九六五年に結成された、市内のアマチュア写真家グループの草分け的存在。現在、あさひかわ新聞に寄稿している連載「あさひかわ再発見」も好評です。

 今展で展示されるのは、全てモノクロの写真。会員の中野常之さん(81)が企画し、有志の会員十二人、約三十五点の作品が並びます。

 中野さんは「デジタル化が進み、カラー写真が主流になった現状の中、原点に戻りモノクロの魅力を再確認したいと考え企画しました。モノクロで撮った経験のない会員にも、光の強弱で表現する撮影手法はいい経験になり、今後も続けたいとの声もあがっています。モノクロ写真は、色がないことで抽象的になるので、見た人それぞれが想像力を働かせて、自分なりの色をつけながら作品を見てもらえたら」と、来場を呼びかけています。

 会期は二十七日(月)まで。時間は午前十時から午後七時まで(最終日は午後三時まで)。入場無料。

 問い合わせは、同展をプロデュースするヒラマ画廊(TEL 090―8706―2244)へ。