森山病院(宮前二ノ一)一階ロビーで、作家・三浦綾子のパネル展が行われている。同展のパネルは、昨年「三浦綾子生誕100年記念特別企画展 プリズム―ひかりと愛といのちのかがやき―」として、三浦綾子記念文学館(神楽七ノ八)で展示されたもの。同病院からの提案により、昨年の十一月から展示されている。

 展示ブースはロビー奥、北彩都ガーデン鏡池プロムナードに面した明るい一角にあり、窓に向かってコの字型に立てられたパーティションの内側にパネルが掲示されている。ブースに隣接する休憩コーナーのテレビでは、三浦綾子関連の映像を見ることもできる。

 同展は、「作品を生み出した者として」「困難を生き抜いた者として」「一人の女、そして妻として」「キリストを信じた者として」「平和を実践した者として」という五つの切り口から、三浦綾子を多面的に紹介することを試みたもの(プリズムとは透明な多面体の意)。自らも大病を患い、長い闘病生活を送った三浦綾子の生涯や人となり、作品について知ることができる内容となっている。

 開催期間は三月末までだが、四月以降も内容を変えて展示を継続する予定だという。(岡本成史)