児童書店こども冨貴堂(七条買物公園)でこのほど、雑誌『ビッグイシュー日本版』の取り扱いを開始した。

 『ビッグイシュー』は、イギリスのロンドンで生まれた、ホームレスの自立を支援する社会派雑誌で、調査報道的な良質の記事が特徴。ホームレスの人が路上で販売を行い、売り上げの約半分(現在は四百五十円中、二百三十円)が販売者の収入となる。日本版は二〇〇三年の創刊で、創刊から二十年で販売者に十五億円以上の収入を提供してきた。

 書店やカフェなど、ショップでの委託販売も行っており、旭川ではこれまで買える場所がなかったことから同店が名乗りを上げることになった。

 同店では基本的に年間購読契約という形で販売するが、店頭販売用にも毎号一部確保するという。スタッフの土井美千代さんは「とても良い雑誌なので、ぜひ気軽に店頭で中身を確認してみて下さい」と話す。

 A4版、オールカラー三十二㌻。四百五十円(税込)。月二回(毎月一日・十五日)発行。問い合わせは同店(TEL 25―3169)まで。(岡本成史)