高校生による除雪ボランティア活動が十九日、市内で行われた。旭川南高校では、二〇一八年からボランティア活動を行っており、今年は二百十四人の生徒が参加した。活動には市社会福祉協議会や地域包括センター、民生委員児童委員協議会などが協力している。

 生徒たちは事前に集められた依頼者からの要望などに応え、高齢者住宅の玄関前から歩道までを除雪したり、保育園などの雪を利用して園児が遊べる滑り台を作成した。また、住宅以外に遊歩道などの除雪も行った。

 当日は最高気温十五度を記録。四月下旬並みの暖かさで、生徒たちはコートを脱ぎ、中には半そでで作業に当たる生徒もいた。

 作業に協力した、緑が丘地区民生委員・児童委員会長の遠藤盛雄さんは「活動に関わるようになって四年ほどになります。強制的でない、自主的な活動ですが、毎年二百人以上が参加しています。生徒たちのエネルギーに触れると、やはり地域の高齢者はもちろん、私たちも気持ちが明るくなりますね。毎年除雪器具を色々な所から集めたりもしていましたが、ここ数年で父母会などからの寄贈があり、充実した装備での作業ができています。それも含めいい雰囲気での活動だと思います」と話した。(作田穂菜美)