世界的にも珍しい打楽器「RAV Vast(ラヴァスト)」奏者・SAYOさんのランチコンサートが三十日(土)正午から、おかだ紅雪庭(市内五ノ十六)で開かれます。

 ラヴァストは、九~十音で構成された音階を持つ、鋼鉄製で円盤型の打楽器。奏者は曲調によって、音の組み合わせが異なるラヴァストを使い分けるなどして演奏します。

 おかだ紅雪庭は、一九三三年に酒造オーナーの自宅として建設された建物を引き継ぎ、二〇一二年に開店。趣のある空間で、美味しいそばと日本料理が味わえます。

 今回は、SAYOさんのファーストとサードアルバムのアレンジとピアノを担当したFUMIEさんが初来旭。昨年十二月にリリースされたサードアルバム『大地の鼓動』の収録曲を中心に、全十一曲を演奏する予定です。演奏の合間には、二人が楽曲制作の裏話などを語る対談も。

 SAYOさんは「コンサートでは、歴史を重ねてきた建物と、新しい楽器・ラヴァストの音色のコラボレーションが楽しめます。ファーストから一緒に楽曲を作ってきたFUMIEさんを、ようやく旭川の皆さんに紹介できるのが嬉しい。CDに収録されている“原曲”そのものを、生の演奏で聞いてもらえたら」と呼びかけています。

 午前十一時半開場、正午から食事スタート、午後一時半から演奏スタート。料金は六千円(ランチコース付き)で、三日前までに要予約(予約時に料理のグレードアップも可能)。飲み物は、ビール、ワイン、ソフトドリンクが各五百円の特別価格で提供されます。
 予約・問い合わせは同店(TEL 22―5570)へ。