福島での原発事故をともなう東日本大震災が起きた三月十一日を迎えるにあたって、企画展「13年目の3・11」が、こども冨貴堂ギャラリーKIDS(七条買物公園)で開かれている。忘れてはいけないさまざまな思いを伝えようと、「~年目の3・11」と題した展示が毎年この時期に行われている。

 参加作家は、安部郁乃、かとうまふみ、桔梗智恵美、小寺卓夫、すずきもも、橘春香、土屋聡、広谷妙子、堀川真、マット和子、三井ヤスシ(以上敬称略)の十一人。道内や道外から、写真、絵画、陶器などの作品を一品ずつ出品し、それぞれの思いを作品とメッセージに込め、展示している。

 初日の二月二十五日には、参加作家が共同でひとつの絵を描くライブペインティングが行われた。見学者も参加して描き上げた絵は、同ギャラリーに展示されている(会期中展示)。

 同展は終了後、鷹栖町図書室(十九日から四月十八日まで)にも巡回する予定。

 会期は十五日(金)まで。入場無料。午前十時から午後六時まで(最終日は午後四時まで)。問い合わせは同店(TEL 25―3169)へ。(岡本成史)