ハートのメッセージカードを作るワークショップが三月十六日、上川倉庫蔵囲夢「デザインギャラリー」(宮下通十一)で開かれた。あさひかわ創造都市推進協議会の主催。

 講師は、マスキングテープなどを使ってハートモチーフの作品を作る、旭川出身の現代アート作家・西村公一さん。「感謝をこめて大切な人へハートを贈ろう」と題したワークショップに、子ども連れなど三十人ほどが参加した。

 メッセージカードは、二つ折りのカードを開くと、内側中央に配置されたハート型が、前方に飛び出すという立体的な構造。参加者は、百種類以上のマスキングテープや様々な色柄の紙などを使って思い思いに装飾を施し、世界にひとつだけのカードを作った。

 息子と参加した市内の山田智子さんは「単純そうなイメージだったけれど、実際に作業してみると意外に難しかった。西村さんにコツを教えてもらって、自分がイメージしていたものができた」と笑顔だった。

 西村さんは「カードを装飾するだけでなく、どうすれば立体的になるかという仕組みも考えながらものづくりができると、より面白いだろうと思い、今回の形式にしました。初めての内容でしたが、みなさんがじっくり取り組んでくれたので良かった」と満足した表情で語った。(東寛樹)