「ASAHIKAWA DESIGN WEEK(あさひかわデザインウィーク・ADW)2024」が現在、開催されています。あさひかわデザインウィーク組織委員会(渡辺直行会長)の主催。

 今年のテーマは「Life with.」。あす十九日(水)には、旭川家具の産地を訪れる意味と楽しさが実感できる「Meet up Furniture Asahikawa 2024」がスタートするほか、親子で買物公園を歩きながらSDGsやデザインを学べる「まちなかキャンパス」(二十二、二十三日)など多様なイベントが、旭川デザインセンターや買物公園、市内・近郊町の各メーカー・工房などを会場に開かれます。

 以下、開催中のイベントの一部を――。

               ◇

 イタリアで数々の受賞歴・個展歴のある現代アーティスト・杉本雄志さんの作品展が、興隆寺(市内十ノ八)で開催中。

 杉本さんは、その土地の素材と伝統的な左官技術を組み合わせた彫刻を作るアーティスト。多くの作品はイタリアで取り扱われていますが、今回は、国内で制作された作品を中心に十点が会場に並んでいます。

 二十三日(日)まで。入場無料。開場時間は午前十一時~午後六時(最終日は五時半まで)。

               ◇

 ギャラリーカワバタ(市内川端町四ノ四)では、東京の若手アーティスト・金森雄哉さんと、旭川の若手家具職人・倉橋司さんの二人による、「家具がつくる体験」をテーマに家具のもつ可能性を模索するプロジェクト「体験の家具」が開かれています。北海道アーツ&クリエイション(横井昴也代表)の主催。

 ともに二十歳代のクリエイターが共同で、「椅子」をテーマに家具が生み出す新しい体験を探る展示を行っています。

 二十三日(日)まで。入場無料。開場時間は午後一時~同八時。

               ◇

 「川からのまちづくり展『北彩都あさひかわ』の30年」が、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー(宮下通八ノ三、JR旭川駅東口)で開催中です。日本建築家協会北海道支部旭川地区会と同館の主催。

 JR旭川駅周辺に広がる旧国鉄跡地を活用して新たな都心を形成する「北彩都あさひかわ」プロジェクトは、インフラ整備を終えて今年でちょうど十年。同展では、年表や各事業の解説でそのプロセスを振り返り、市民参加型まちづくりの手法を再検証します。

 二十九日(土)には、①午前十一時~、②午後一時半~の二回、ギャラリートークが行われます(参加無料、申し込み不要)。

 展示は三十日(日)まで。入館無料。開館時間は午前十時半~午後六時半(六時十五分最終入館)、月曜日休館。

 問い合わせは同ギャラリー(TEL 46―6277)へ。(東寛樹)