ニューヨーク在住の画家デヴィッド・プレンティスさんの個展が、日本茶カフェ・和風居酒屋「WHIZ(ウィズ)」(五ノ八、旭川はれて屋台村)で開かれています。アーティスト・イン・レジデンスあさひかわ(AIRA)の主催。
プレンティスさんは一九四三年、アメリカ・コネチカット州ハートフォード生まれ。ハートフォード大学アートスクールで学んだ後、二十歳の時にニューヨークに移り、アメリカのポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルのスタジオ「ザ・ファクトリー」でキャリアをスタート。その後、ポップアートの先駆者ジャスパー・ジョーンズや、ロバート・ラウシェンバーグなど著名なアーティストのスタジオでアシスタントを務めました。彼の作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、イエール大学、スミソニアン博物館などに収蔵されています。
同展ではプレンティスさんが描いた作品十七点に加え、東日本大震災の復興支援としてチャリティオークションを行った当時、呼びかけた仲間から集まった作品のうち八枚が並びます。
AIRA発起人の野村パターソン和孝さんは「誰もが驚くような芸術家のアシスタントを務め、自身も優れた画家であるデヴィッドさんには、旭川出身の奥様がいらっしゃいました。こんな逸材が旭川と接点を持っていたことを、自分の胸の中で眠らせておくわけにはいかず、WHIZの店主リエゾン・ミサさんと写真家・谷口雅彦さんに相談して、今回の展示が実現しました」と、今展の開催に至った理由を話します。
また、会期中の二十三日(金)には、野村さんと谷口さんによるトークイベントが午後七時から、同会場で行われる予定です。
展示は九月三日(火)まで。営業時間は昼が午前十一時~午後五時、夜が午後六時~同十時。水曜日定休。
問い合わせは同店(TEL 070―2353―4188)へ。