おかだ紅雪庭(五ノ十六)の「四季の写真コンテスト」の各賞が決まった。

 一九三三年(昭和八年)に、酒造会社「北の誉」のオーナーの自宅として建てられた和洋折衷の住宅は庭の紅葉の美しさから「紅葉館」と呼ばれた。現在は動態保存建築物として、そばと料理の店「おかだ紅雪庭」として営業している。その建物や庭の美しさをテーマにした写真コンテストは十一回目。

 二〇二二年までは「もみじ狩り写真コンテスト」として、紅葉をテーマに写真を募っていたが、十回目を迎えた昨年から、「四季の写真コンテスト」に名称を改め、秋だけでなく、四季折々のおかだ紅雪庭を収めた写真を対象にした。

 応募総数は五十九点、今回から可能になったインスタグラムからの応募は二十一点だった。その中から、グランプリに遠藤奈々さんの「これぞ紅雪庭」が、あさひかわ新聞賞に森田真司さんの「秋の中庭」が選ばれた。

 全応募作品と各受賞作品は十二月十五日(日)まで、おかだ紅雪庭の玄関ホールなどで展示されている。(東寛樹)