女性コーラスグループ「コール☆エトワール」が十八日、リバーサイド・デイサービスセンター(旭神町二十二、川畠教孝施設長)で唄のプレゼントをした。
同施設に機能訓練や入浴などに通う高齢者や、階上のケアハウスに居住する高齢者ら五十人ほどが四十分間、美しい歌声に酔いしれた。
エトワールの十三人は、ゴンドラの唄や川の流れのようになど三曲を歌い終えると、頭にサンタクロースの帽子やトナカイの角を付け、手に鈴を持ち、シャンシャンと鳴らしながら五曲のクリスマスソングを披露。
その後、舞台を下りて高齢者たちの間に立って「ご一緒に」と、高齢者と声をそろえて、おぼろ月夜、うみ、赤とんぼ、しゃぼん玉、ふるさとなど八曲を歌った。歌い終えると、高齢者からアンコールを促す、拍手が巻き起こった。アンコールも高齢者と一緒に雪を歌い、「猫はこたつで丸くなる」で終える時、皆で声を揃え、手のひらを顔の横で丸め「ニャン!」。再び大きな拍手の中、唄の慰問が終わった。
エトワールで歌の指導とピアノ伴奏をしている下川恵子さんは「慰問は初めてのことだったので、最初は皆、緊張していましたが、みなさんに喜んでもらえて本当に良かった」と笑顔だった。
ケアハウスに入居している九十四歳の女性は「おかげさまで、楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました」とこちらも満面の笑みだった。(佐久間和久)