嵐山に生息する九十七種類の野鳥を紹介した冊子『あさひかわ 嵐山の野鳥』を市議の横山啓一さん(64)が、このほど発行した。

 横山さんが「何か趣味を」と一眼レフのカメラを購入したのは二〇一〇年頃。最初はもっぱらチョウやガを撮っていたが、家族が大好きだったシマエナガを神楽岡公園で見たのがきっかけで、一八年頃から嵐山を中心として、本格的に野鳥を撮るようになった。

 だいたい毎週土・日曜日の朝七、八時頃から夕方、疲れるまでが撮影時間。一回の撮影で約五百カットを撮るというから、撮り貯めた枚数は相当な量になる。その中から選別した。

 オジロワシは二年間かけ、オスとメスの交尾から子育て、巣立ち、そして石狩川でのニジマスの捕獲などの写真で構成。

 「まちのそばで、こんなに多くの野生動物が見られるのは旭川の財産。子どもたちはもちろん、多くの市民に知って頂けたらと思っている」と語る。

 A4判・十㌻。一冊六百円。購入を希望する人は、横山さんに直接メール(yokoyama@k-yokoyama.net)で注文を。