旧宮北邸(九ノ十一)=写真=の利活用に関するサウンディング型市場調査が行われる。同邸は一九五一(大正四)年頃建設された石造りの貴重な建物。だが築百十年ほど経過していることから劣化が激しく、三年前には小屋根の一部が崩落するなど、抜本的なメンテナンスが必要になっている。
市は財政的な面で活用に向けた改修が困難なことから、売却や譲渡を前提に民間業者による活用を検討するため調査を実施する。
建物を解体移築し、別の場所での利活用もできるが、移転は市内に限る。売店や飲食店など営利を目的とした利活用も可能だが、建物の雰囲気を損なわないものとし、外観は現在の状況をできるだけ維持する。
土地面積は約三百七十九平方㍍、述べ床面積は約二百十二平方㍍(一、二階とも約百六平方㍍)。建物の耐震性は未調査で不明。
現地見学会も予定しており、市場調査の実施要綱は市のホームページで確認を。
問い合わせと連絡は、市教育委員会社会教育部文化振興課(TEL 25―7558、TEL 24―7011、メール bunkashinko@city.asahikawa.lg.jp)へ。(佐久間和久)