二〇二二年十月に閉店した二条買物公園のマルカツビルと土地を旭川地方裁判所が、現在、競売にかけている。入札締め切りは、今日六日。
ビルは地下一階・地上八階のビル(延べ面積約一万六千百八十五平方㍍)、土地は約二千六百平方㍍。売却基準価格は一億九千六百九十一万円。買付申出保証金は約三千九百三十八万円。
登記簿によると、ビルは呉服商のマツカツが一九七六年に建設。その後九二年に、繊維卸大手の東栄に受け継がれ、東栄が破産後、二〇〇〇年代に入ってからは所有者が次々に変わった。ビルは老朽化が激しく、耐震性がないことから、建て替えが不可欠とみられる。
開札は十日。入札がなかった場合、先着順で購入希望者を募る特別売却が十一日から十八日まで行われる。
市中心部に位置する同ビルの開発に、多くの市民が関心を寄せており、落札業者に注目が集まっている。(佐久間和久)