“スキーといちごのまち”比布町の夏の風物詩「いちご狩り」が十八日から、町内五農園で始まった。
収穫できる品種は、粒が大きく、酸味と甘さのバランスが良い「けんたろう」がメイン。一部の農園で「宝交(ほうこう)」や「ゆきララ」も栽培されている。
市内から家族五人で西本農園(北一線十四号)を訪れた猪狩千晶さん(33)は「粒が大きくて、甘さもあっておいしい。子どもたちがイチゴ好きなので、喜んでたくさん食べています」と笑顔だった。
比布苺狩り連絡会の会長・西本龍二さん(42)は「今年は天候にも恵まれ、イチゴの生育は良好です。大粒を求めるなら期間の前半、より甘味の強いイチゴが欲しいなら後半がおすすめ。気温が高くなりそうな日には、しっかり暑さ対策をして来園して下さい」と呼びかける。
開園期間は七月上旬までの予定。平日の入園料は、中学生以上千五百円、小学生~三歳千円(土・日曜日は各プラス五百円、持ち帰りは別料金)。制限時間は六十分以内。
イチゴの生育状況は、天候や気温、前日の来園者数で変わるため、当日の開園状況は「ぴっぷ町いちご狩り」公式インスタグラムで確認を。
問い合わせは同町役場商工観光課(TEL 85―2111)へ。(東寛樹)