旭川市の姉妹都市、米国ブルーミントン・ノーマル両市の中学生五人が六月四日に来旭。十三日までの十日間、ホームステイで生活文化を体験したほか、市内中学校や旭山動物園、あさひかわ菓子博などを訪れた。

 一九六二年に姉妹都市提携を結び、八五年から、青少年の健全育成と姉妹都市間の親善交流を深めることを目的に、中学生の相互交流事業をスタート。これまで、双方の中学生や引率者を合わせて、千人以上が参加している。

 両市の中学生一行は九日、市役所を訪問し、桝井正将副市長に記念品を手渡した。

 桝井副市長は「皆さんは、旭山動物園などに行き楽しんでもらったと思います。旭川には見どころがたくさんありますが、時間が限られているので、機会があれば、ぜひ家族と一緒に、また旭川に来て下さい」とあいさつした。

 歓談では、二〇〇五年の高校生向けプログラムで一年間、旭川で学んだ経験のある、引率者のサラ・アデルマンさんが「二十年間でたくさんのものが変わったけど、素敵な文化や、親切な市民、おいしい食べ物は変わっていません」と語った。生徒たちは「初めての海外旅行です。異文化に触れて、アメリカとの違いを考える良い経験になっています」「短い時間でしたが、いろいろ学んだこちを、ブルーミントンの人に伝えたい。期待以上のものがたくさんありました」「文化、建物、市民の優しさがとても素晴らしかった。いつかまた旭川に戻ってきて、今回できなかった体験をしたい」などとそれぞれ感想を述べた。(東寛樹)