北海道エルピーガス協会上川支部旭川分会(佐原博雄分会長)が十月二十日、市の長寿社会生きがい基金に二十万円を寄付した。

 LPガスメーターは十年ごとに更新されるため、同分会では毎年、廃棄となるメーターを売却して出る益金を同基金に寄付している。高齢者福祉に役立てて欲しいという思いで二〇〇五年から継続している寄付は、今回で二十回目。これまで、一回当たりの金額が十万円だったが、二十回の節目を迎えた今回は二十万円を寄付した。累計額は二百十万円となった。

 今津寛介市長から感謝状を受け取った佐原分会長は、災害に強く復旧が早いというプロパンガスの長所をアピール。「災害時の避難所を考えた場合、停電していても、プロパンガスで動くガス空調ならすぐに運転できるので、夏場の熱中症対策に大いに役立ちます。新しい避難所をつくるときにはぜひ、都市ガスや電気以外のエネルギーも検討いただけたら」と語った。

 今津市長が「避難所に指定している体育館や地区センターに、空調がついていない場合が多い。順次、整備していかなければならないので、参考にしたい」と応えた。(東寛樹)