科学館の天文スタッフによる、天文・宇宙についての講座「星の教室」が二十九日(日)午後二時から、市科学館「サイパル」(宮前一ノ三)一階の学習・研究室で開かれます。
今回は「重力波で解明される宇宙誕生の謎~インフレーションやビッグバンなど宇宙の始まりに迫る重力波とは~」と題して、富樫一憲さん(旭川天文同好会会長)が話します。
二〇一六年二月、アインシュタインが百年前に一般相対性理論(一九一六年発表)で存在を予言していた<CODE NUM=00A2>重力波<CODE NUM=00A3>を初観測したと、米国の大学を中心とした国際実験チーム「LIGO(ライゴ)」が発表。これによって、光などの電磁波では不可能だった宇宙初期の「インフレーション」や「ビッグバン」が観測できるようになりました。
重力波は、物体の質量(重さ)によって空間が歪み、それが光の速度で波のように周囲に広がっていく現象で、連星ブラックホールの公転・合体や銀河同士の衝突・合体などが発生源とされています。
重力波のうち、インフレーション(宇宙の誕生初期にすさまじい速度で起こった急激な膨張)により発生したと考えられている「原子重力波」。現在、日本で進められている「ライトバード計画」で、三六年度に打ち上げ予定の観測衛星で原子重力波を検出できれば「インフレーション宇宙仮説」の決定的な証拠となり、同説を提唱している日本の宇宙物理学者・佐藤勝彦博士のノーベル物理学賞授賞は確実とされています。
富樫さんは「重力波の研究が進むことによって今後、宇宙がどのように始まったのかや、そのときの様子がわかるようになります。ぜひ中高生にも来てもらって、宇宙や科学に興味を持ってもらえたら」と呼びかけています。
午後四時終了予定。参加無料。対象は小学生以上で、定員は五十人(先着)。参加を希望する人は二十八日(土)までに、ウェブ(https://logoform.jp/form/iLZf/kyousitu20260329)からの申し込みが必要です。
問い合わせは同館(TEL 31―3186)へ。
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