旭川文学資料館(常磐公園、常盤館内)で「神居古潭と文学」をテーマにした企画展が十一月二十八日(土)まで開催されています。同館主催で、旭川ジオパークの会が協賛。
旭川の景勝地・神居古潭には大町桂月や徳富蘆花、岩野泡鳴、与謝野晶子、九條武子ら文人が訪れ作品の中で、その風景を称賛しています。NHK連続テレビ小説「旅路」(平岩弓枝作)で舞台の一つにもなりました。
この企画展では「アイヌ民族伝説の舞台で、旭川八景の一つでもあり、日本の地質百選にも選ばれた神居古潭を文学と自然・歴史の観点から、その魅力を紹介」する内容になっています。
同館理事でジオパークの会会員の一人、黒田忠さんは、同展を企画した切っ掛けを「神居古潭には地元の小中学校校長を務め、歌誌『北方短歌』を主宰した小林孝虎の歌碑・神居古潭幻想賦があります。アイヌ民族の伝説をモチーフにした大変優れた短歌七首が刻まれています。この歌碑の建立から半世紀近くが経過し、草木に覆われ、プレートが落ちて土の中に埋まっている状態になっていることが分かり、今春、周辺を整備し、文学とも関連の深い神居古潭を題材にした展示を思い立ちました。また神居古潭は枕状溶岩など他では見ることのできない貴重な岩石も多く、旭川ではジオパークの発端となった地です。エゾヒメギフチョウなど貴重な昆虫が生息していることも知っていただきたい」と話しています。
短歌や小説、写真など約二百三十点が展示され、この中にはジオパークの会会員が所有する岩石なども含まれています。これまで、あまり知られていなかった神居古潭の多くの情報が展示されています。
入館料は無料。開館時間は午前十時~午後四時。休館日は毎週日・月曜日、祝日。
詳しくは右のQRコードからか、同館TEL 22―3334へ。
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