4ノ6・TEL76-4677
さんろく街の「のらくら」が、パリ街に新しく二号店をオープンしました。
「のらくら」さんと言えば、リーズナブルな価格で、新鮮なお刺身やユニークな小鉢料理を楽しめるお店。混んでいて入れないこともしばしばあります。
「おかげさまでさんろくの『のらくら』は七年目を迎えました。ちょっと手狭なのが難点でしたが、昔から憧れていたパリ街の建物が空いたと聞いて、こちらにもオープンしたんです」と木脇靖浩代表(44)。
なるほど、広々としているので、ゆったりと飲むことができます。テーブル席もあり、三十人までの貸し切りも可能です。では早速、料理を――。
お刺身はどれも新鮮そのもので、季節によって変わります。記者はこちらの昆布じめの大ファンです。刺身盛りは、予算と人数に合わせて用意しているとのこと。
小鉢料理は「いかの塩辛」(二百二十円)、「たこわさび」(三百三十円)に「くじらベーコン」(四百四十円)、「かきオイル漬け」(四百四十円)と、迷ってしまうくらいありますよ。どれも一口で、ク~ッと沁みて、日本酒が飲みたくなっちゃいます。
ごはんが欲しくなったら、ほかほかご飯に、明太子とバターをのせて炙った「焼きおにぎり」(三百三十円)です。相性バツグンのバターと明太子の香ばしい香りが食欲をそそり、何個でもいけちゃいそう。お馴染みの焼酎、日本酒、梅酒のセルフコーナーや、旭川の地酒も揃っています。
「さんろく店の人気メニューも引継ぎつつ、パリ街らしい、ちょっと大人向けのメニューもご用意しています。外観や入口は大人っぽいですが、中に入ったら『のらくら』のあの雰囲気です。『パリのら』って呼んで下さいね」と木脇さん。お店への愛情をどこまでも感じる笑顔でした――。
日・祝定休。午後五時半から午前一時まで。
(取材・太野垣陽介記者)
ケロコのひとことメモ
のらくらがパリ街にオープンしたと聞いて、早速行ってきました。一人で行っても大丈夫なのは、一緒。リーズナブルなのも、一緒。一つの料理をどーんと食べるのではなく、色んな料理を少しずつ食べたい私には理想的なお店です。
最近は男性でも野菜をたくさん食べるよう心掛けている人が多くて、この間、話し方教室の生徒さんたちと行ったら、男性はまずサラダ。出て来たサラダが美しくて感動しました。
お酒のセルフコーナーもあって、居心地のいいお店です。シメは当然、大きなおにぎり。おいしかった――。