img廃棄するガスメーターを資源として再利用し、同時にその益金を社会福祉団体に寄付しようと、社団法人北海道エルピーガス協会上川支部旭川分会(八田光永上川支部長、森川時夫分会長)が社会貢献活動を続けている。

今月二十八日に旭川市長寿社会生きがい基金に十万円を寄付することが決まっており、これは〇五年、〇七年に続いて三回目の寄付。三回の寄付総額は三十万円になる。

同支部がこの活動を始めたのは平成十四年から。ガスメーターは十年で交換することが決まっているため、廃棄する古いメーターを金属資源として業者に売って換金し、益金を社会福祉に使おうと計画した。コツコツとメーターを回収・換金し、三年をかけて十万円を寄付したのが〇五年、一回目の寄付だ。

同支部の事務局長、伊藤喜勝さんは「一個あたり得られる益金はわずかなもの。今回は二千五百個ほどを回収したでしょうか」と話す。今年から来年にかけてはメーターの交換が多い周期にあたり、「来年も同額の寄付が出来るのではないかと思います」と見通している。

同支部は旭川分会のほか、富良野、上川、士別、名寄、美深の六分会、計百七十社で構成されている。昨年からは名寄でも同様の寄付活動を開始しており、その他の分会でも今後行われる予定だという。旭川分会ではこの活動について「可能な限り継続したい」(伊藤事務局長)としている。