旭川市旭岡5丁目TEL56―2848
嵐山の静かな住宅街にあるパン屋さんCo‐Che(コーチェ)にお邪魔しました。今年五月にオープンしたばかりです。
趣味で始めたパン作りがきっかけでパン教室に通い、さらにはパン屋さんで働いたこともあるという店主の植田千恵子さん(43)がご主人の薦めで始めた店です。現在は幼稚園に通う子どもがいるので、営業は火曜と土曜の週二日です。
自宅の一部を改装した店内はアンティーク調のテーブルや小物で統一され、バスケットやトレーにハード系、ソフト系、ベーグルなど二十種類ほどのパンが並びます。イースト菌を使わずに天然酵母を使用し、時間と手間をしっかりと掛けて作ります。保存料や添加物も使いません。
ハード系のおすすめはフィグ&ウォールナッツ(二百三十円)=写真上。噛み応えのあるパンにイチジクやクルミ、オレンジピールが練りこまれています。イチジクのプチプチとした食感がなんともいえません。ソーセージバケット(二百五十円)はハード系のパンの中にバジルソーセージと粒マスタードが入っていて、ワインにも合う大人の味です。外側がパリッと硬いのですが、中は天然酵母のモチッとした感触が特徴的です。
ソフト系の一番人気は誰もが大好きなメロンパン(百六十円)。バターは醗酵バターを使い、卵は当麻のとりのす農場産、平飼いニワトリの自然卵を使用しています。
「『このあいだのパン、おいしかったよ』と再び来店してくれたときは何よりも幸せです」と顔をほころばす植田さん。今は秋冬に向けた新商品を考え中だそうです。
営業日・火曜日と土曜日。営業時間・午前十一時から午後四時まで。
(取材・草嶋一介記者)
ケロコのひとことメモ
先日立ち寄った雑貨屋さんに置いてあったお店の名刺。他は知っていたけど一枚だけ知らないお店が…。行こうと思っても、なかなか曜日が合わず、やっと行くことができました。
旭川のパン屋さん、新しいお店が次々にできて嬉しいですね。パン作りが好きな主婦が自宅でお店を始めることも多いのですが、ここは本当に素敵。センスがいいんですね。肝心のパンも丁寧に心を込めて作ってるということが伝わってきます。
ここで焼きたてパンを食べられたらいいと思い、奥の部屋は何ですかとのぞかせてもらうと…居間でした。スッキリお洒落で素敵なお部屋。いつかここで食べることができますように…。