当麻町市街6区 TEL 090-2929-9766
静岡県富士宮市出身の藁科真駒(わらしな・まこま)さん(54)が焼く、カステラ専門店。富士宮にいたときからカステラを焼き始め、二〇二三年、当麻町に移住。当初は委託販売のみだったが、翌年九月、とうまスポーツランドのセンターハウス内に、工房併設の小さな店舗をオープンした。
カステラの原材料は、道産の小麦粉、鶏卵、てんさい糖に、国産のザラメ糖、インド産のオーガニックハチミツと、いたってシンプル。それを、家具職人の経験を持つ夫が手作りした木枠で、じっくり焼き上げている。「カステラを作るところからお客さんに販売するまで、すべての工程が好きなんです」と笑顔を見せる。
早速いただいてみると、素材の風味を生かした甘さ控えめで素朴な味わい。卵は卵黄と卵白を一緒に泡立てることで、きめが細かく口当たりがしっとりしていながら、ほどよく弾力もあるオーソドックスなカステラに仕上がっている。
「ほうじ茶」味に使っているのは、藁科さんの故郷・富士宮市「丸三後藤園」の、上質な茶葉を丁寧に焙じたほうじ茶。香りが豊かで、どこかチョコレートにも似た風味を感じられる。
価格はいずれも、二分の一(千七百五十円)、四分の一(九百円)。予約するとホール(三千五百円)でも購入でき、誕生日やクリスマスなどお祝い事での利用も増えているという。贈答用として化粧箱や包装、熨斗の対応も可能だ。
基本的には焼き上がりから一晩寝かせたものを販売しているが、「個人的には三日目ぐらいが一番おいしいと思う」と藁科さん。
また、抹茶をたっぷり使って作るカステラ「とても抹茶」は、ハチミツではなく麦芽糖を使用し、ねっとりとした食感。冷凍庫で凍らせて食べるのもおすすめだという。
藁科さんは「ゆくゆくは、焼きたてを提供したり量り売りもしてみたいと思っています。さらに、農業を営む夫が作る野菜を一緒に販売するほか、お茶のお供にカステラを食べながらゆっくりできるスペースを設けたりもできたらいいですね」と語る。
営業時間は午前十一時から午後三時。定休日なし。
同店のカステラは、道の駅とうま(当麻町宇園別二区)や道の駅ひがしかわ「道草館」(東川町東町一)、コヤナギストアー(市内豊岡七ノ三)でも購入できる。イベント出店などの情報は、上のQRコードから。(東寛樹)
レポーターのひとことメモ
あるイベントでこのカステラに出合い、これまで食べてきたものとは違う、そのおいしさに衝撃を受けました。
優しい甘さなので、気が付くとつい食べ過ぎてしまっていることもしばしば…。手土産や、ちょっとした贈り物にも重宝しています。
カステラだけでなく、秋に販売される生落花生もおすすめ。茹でて食べると、これもまた最高においしいですよ!
(市民レポーター・H)






