神楽岡12ノ5・TEL 76-1915
国産米粉一〇〇%のパンと焼き菓子を販売する店。富良野市から移転し、今年四月にグランドオープンした。
店主の西山拓志さん(48)は帯広市のパン店で修業した後、二〇一一年、富良野市で同店を開業。自身の子どもが空の雲を見て「くじらみたい」と言ったことや、小さな子どもでもわかりやすい絵本のタイトルのような名前にしたいという思いから、店名を「そらのくじら」に決めた。
開店から十年以上は小麦粉のパンを販売していたものの、二二年に西山さんが小麦アレルギーを発症。一度店を閉め、商品を米粉一〇〇%に切り替えるため試作を繰り返して、数カ月後に再オープンした。すると、全道各地の小麦アレルギーを持つ人や、グルテンフリーの食生活をする外国人が米粉パンを求めて来店するようになったという。
店内には「食パン」(九百七十二円)や「塩バターパン」(三百七十八円)、「あんバター」(同)など各種パンのほか、「優しいマフィン」(三百二十四円~)、「sorakujiシフォンケーキ」(三百二十四円~)、「ガトーショコラ」(ハーフ/四百八十六円)などの焼き菓子も合わせて二十種類以上が並ぶ。
早速、いくつかいただいてみる。人気の定番メニュー「sorakujiオリジナルピザ」(四百三十二円)は、カリッとした生地にトマトソース、モツァレラチーズ、クリームチーズがたっぷり載っていて絶品。同店の商品を提供する東京・渋谷のカフェでも好評だという。
「バゲットバターショコラサンド」(五百十八円)は、パリパリのバゲットの香ばしさに、バターとチョコレートの風味が重なり、病みつきになるおいしさ。蒸しパンのようなふわモチ食感の「優しいマフィン(黒豆&クリームチーズ)」(三百八十八円)は、優しい甘さの黒豆とクリームチーズの相性が抜群だった。
一方で、米粉一〇〇%のパンは、小麦粉のものに比べ、時間の経過とともに硬くなりやすいという課題も。しかし、せいろや電子レンジ、トースターで温めなおすことで、できたての食感が戻り、おいしく食べられるようになる。西山さんは「米粉パンをおいしく食べる方法を、お客さんにしっかり伝えていきたい」と語る。
「もっと多くの方にお店を知ってもらえるよう積極的にイベント出店したり、子ども向けの職業体験やパン教室を開催したり、最近利用できるようになったイートインスペースでカフェメニューを提供したりと、やりたいことがたくさんあります」と笑顔を見せた。
営業時間は午前十一時~午後六時(商品がなくなり次第終了)。不定休。毎月の営業日はインスタグラム(右QRコード)で確認を。(東寛樹)
レポーターのひとことメモ
オープンしたての3月に行ってきました。
住宅風の店舗で、米粉のパンなどを売っています。グルテン(小麦)アレルギーだけどパンは食べたい、そんな人におすすめです。
米粉ならではのモチモチした食感。種類も豊富で、マフィン、ピザなどもあります。
店内は明るい雰囲気で、女性スタッフがテキパキと働いているのも好印象。5月からは、カフェでイートインも楽しめるようになりました。
(市民レポーター・ジョン)
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