末広2ノ7 
TEL57-0189

img陵雲小学校のグランド横手の民家。自分の家に入る感覚で、玄関で靴を脱ぎ、左手の扉を開けるとリビングが。「おじゃましま~す」と言うよりは「ただいまぁ」と言いたくなるようなホッとする雰囲気の店内です。

道内産小麦と無添加の材料を使って作るうどんはコシが強く、透明感もあり、とても美味しい。小柄な店主の岸波京子さん(60)が一日で作れる手打ちのうどんは、最高で二十食。五食づつ丁寧に練り込んで、六時間寝かせます。それ以上作ると手が痛くなってしまうのだそうです。

「うどんが大好きでねぇ。山梨に居た時に祖母が作ってくれた、もっちり歯ごたえのあるうどんがどうしても食べたくてね、六十歳を機にお店を開いたんです」と話します。

カルボナーラうどん(八百円、サラダ・スープ・コーヒー付き)は、麺のモチモチとした食感と濃厚なソースが絡んでクセになります。

img佐呂間の無添加カボチャ粉を混ぜた、ほんのりオレンジ色のうどん(七百円)は、通常のうどんよりコシが強いのが特徴で、これからの季節はシンプルにキノコをトッピングした冷たいつゆで味わいます。これらは普段のメニューにはなく、岸波さんが作ろうと思った時にだけ登場する気まぐれな一品。マメに通って食べられたらラッキーです。

メニューは、店主自ら作るうどんと野菜を味噌で煮込んだ山梨の郷土料理「ほうとう」(千二百円)や、「手打ちうどん」(七百円、とろろなど五種類、熱・冷)、ランチメニュー(八百円、うどん・つけもの・おかず二品・コーヒー・デザート)、タラコうどん(八百円、サラダ・コーヒー付き)等があります。

営業時間は午前十一時から午後八時まで。品切れで早く閉める場合もあります。日曜祝日定休です。

ケロコからひとこと

img今でも思い出すと食べたくなります。本当においしいの。もともとタラコ好き。タラコスパゲッティも大好き。最初に聞いた時、うどんに合うのかなと思ったけれど、これがはまってしまいました。

タラコの混ぜ加減もあると思うけど、何よりいいのがうどんの食感。あ~、また食べたくなってきた。

毎日、心を込めて真面目に打ち、売り切れるとおしまい。「またすぐに打てば?」と言うと、蕎麦と違って六時間は寝かさなければダメとのこと。セットになっているおかずも、きちんと作ってあり、まさにお料理好きのお母さんという感じです。ぜひぜひ行って見て下さい。

2008年03月25日号掲載