1ノ17 オール商店街1号館
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 オール商店街にある、焼き菓子やテイクアウトのドリンクを販売する店。市内でカフェを経営している店主の矢田正光さん(37)が、焼き菓子を中心とした店を出したいと考え、二〇二五年十一月にオープンした。

 同店は毎週木曜日のみの営業で、出勤や帰宅の途中に立ち寄ってもらえるようにとの思いから、午前八時から午後八時まで店を開けている。

 「雨が降っている情景や空気感が好きで、“雨言葉”の響きの美しさも好き」と語る矢田さん。店名だけでなく、「夏時雨のショートブレッド」(三百十円~)や「青梅雨のフィナンシェ」(二百八十円~)、「山茶花時雨のパウンドケーキ」(三百三十円)など、商品それぞれにも「雨」にまつわる言葉が添えられている。そのどれもが、日常の中で食べるような素朴な菓子で、道産の小麦粉や宮古島産のきび糖、オホーツクの塩など、厳選された素材で作られる。

 「たくさんの中から選ぶ楽しさも提供したい」という店内には常時、三十種類ほどの菓子が並ぶ。そのうち、いくつかいただいてみると、フランス産ゲランドの塩を使用した「月時雨のパレブルトン」(二百六十円)は、発酵バターやアーモンドプードル、ラム酒の豊かな風味の中に塩味が効いていて絶品。「甘雨のクリンクルクッキー」(三百三十円)は、国産レモンの果皮と果汁がふんだんに使われており、レモン好きにはたまらないおいしさ。食感はホロっとしていて優しい仕上がりだ。

 こちらも、レモンをたっぷり混ぜ込んだ「霧時雨のレモンケーキ」(四百十円)は、しっとりジューシーな食感に焼き上げている。表面のアイシング部分にも果汁を加えていて、口に入れた瞬間、レモンの風味が広がり格別だった。

 コーヒー(六百五十円~)は、ケニア、グァテマラ、インドネシアなどから、矢田さんが選び抜いた豆を使用し、浸漬式のペーパードリップでいれている。午前八時~同九時の間は、モーニングコーヒーとして、すべての豆(ホット)を三百五十円で提供している。

 ドリンクはコーヒーのほか、紅茶(五百五十円~)や「焙じ茶」(六百円)、自家製シロップの「レモネード」(六百五十円)なども用意する。

 また同店では、大(二百円)、中(百二十円)、小(百円)から選べるギフトボックスに加え、便せんやポストカードも販売。徐々にギフト需要も増えているという。

 矢田さんは「今後は、少しだけお店の営業日を増やせたらいいなと思っています。このお店に来ることが特別なものではなく、来ていただいた方それぞれの日常になり、ちょっと疲れたときにひと息つける場所になってくれたら」と笑顔を見せた。

 営業時間は午前八時~午後八時。木曜日のみ営業。営業日時の詳細はインスタグラム(上のQRコード)で。(東寛樹)

レポーターのひとことメモ

 インスタグラムの投稿で見かけ、気になっていたお店。いざ行ってみると、よく通っているカフェの店主がいらっしゃいました。

 朝から夜まで開いているので、仕事前や帰宅時にも買えるのが嬉しい! 手土産用に焼き菓子を選んでいると、自分の分も、といってつい買いすぎちゃいます。お気に入りはショートブレッドとレモンケーキ。

 カフェインが苦手な人向けにカフェインがほとんど入っていない「デカフェ」があるほか、紅茶やほうじ茶など、コーヒー以外のドリンクがあるのも気がきいています。

 

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2026年04月28日号掲載